38.7の声
「歌詞についてブログを書く」というアドバイスを友人がくれた。
それなら私にも書きやすそうだと思い、本日さっそく歌詞について書いてみる。
初めて聞いた時と現在では解釈が変わった歌詞がある。
そのひとつが椎名林檎の『すべりだい』だ。
『すべりだい』は1998年のデビューシングル『幸福論』のカップリングで、女の子が彼氏と別れて後悔する曲である。
藤井風がカバーした『すべりだい』がとても色っぽくて素敵なのでリンクを貼ります。
この曲は次の歌詞から始まる。
あなたが八度七分の声を使うときは
必ずあたしに後ろめたいことがあるとき
-出典『すべりだい』 作詞:椎名林檎
この【八度七分の声】の意味が初めて聞いた時には全く分からず
当時中学生だった私は、彼氏の仮病を表現しているんだと思った。
「ごめん。熱が38度7分もあるから・・・」と嘘をつき約束をドタキャンする場面を想像し、
(仮病のわりにけっこうな高熱だな。 すぐに嘘ってばれそう)
子供だった私はそんなとんちんかんなことを考えていた。
それから10年以上が経ち、大人になった私はその解釈が間違いであることを知る。
【八度七分の声】というのは文字通り「高熱の声」だ。
高熱が出て、弱って、子供みたいに甘える声だ。
そんな声を大人の男が使うことを知った。
やましいことや自身に非がある時、怒られたくなくて事態をあやふやにしようと使う卑怯な声だ。
その声にまんまと流されてしまう時もある。むかつく!
中学生からしたら大人っぽいストーリーに感じたこの曲も
今では未熟な二人の拙い恋愛にみえるから不思議だ。
藤井風のカバーも色っぽいし、三浦大知のカバーもセクシーで良いんだよなあ。
発売から20年以上経っても古さを感じないし、色んなひとに愛されてる曲だよなあ。
今回歌詞について書くにあたり、一応引用方法を調べたうえで記載したんだけど、問題ないかな・・・。
著作権を調べたり、youtubeで『すべりだい』の動画を探したり、今回は2時間以上かかってしまった。
1番の反省点はyoutubeの関連動画から記事に関係ない動画を何本も見てしまったことだ。誘惑が多いんだよなあyoutubeって。